本場の医療体制


西洋医学と中医学を両方学び、卒業後、専攻分野に従事するシステムとなっており、
シンガポールで中医師となり患者様を診るまでには長く厳しい道のりが待っています。
近年、日本の一部の医学部においても中医理論や針灸が学べるようになったようですが、本場、中国・台湾・シンガポールの中医薬大学の中医学部では、西洋医学と中医学を両方学び、卒業後、専攻分野に従事するシステムとなっています。

医療現場においては、各市町村には中医病院やクリニックがあり、都会には入院施設が整っている各中医薬大学の付属病院などがあります。例えば、北京中医薬大学には4つの付属病院があり、総ベッド数は2000を超えます。

そこでは、生薬を煎じて服用するだけではなく、生薬製剤を直接ツボ、筋肉、皮下、血管へ注射や点滴にて体内へ入れる方法も行われ、救急など 必要に応じて西洋薬や外科処置も併用されています。

ちなみにシンガポール南洋理工大学(NTU)の生命科学・中医学コース(B.BiomedSc&TCM)は、3年間国内で医学の基礎を学んだ後、中医学の東大と言われている北京中医薬大学の付属病院で2年間の研修を受け、その後シンガポールのクリニックで400時間の実習を終えて中医師国家試験に臨むという流れとなっています。

晴れて国家試験に合格したあとは、中医クリニックで2年間の研修生としての経験を積み、はじめて患者さまを担当するという長く厳しい道のりとなっています。